他店で断られた人OKの業者からお金を借りると・・・
借りたいけど借りれない人に襲ってくる悪徳業者
『お金が必要になってしまったけど、カードの限度額はいっぱいで・・・』そんなときに目に飛び込んでくる魅力的な広告はほんとに危険です。『ブラックOK』とか『他店で断られた人OK』とか、まるで救世主のようですが・・・。
「総量規制とは？」でも説明していますが、改正貸金業法の施行で年収の3分の1までしかお金を借りることはできなくなりました。実はこれによって、借りたいけど借りれない人が急増したと言われているんです。そんな人たちを狙って色んな誘惑が待ち受けているようなんです。
改正貸金業法の意味
そもそも貸金業法が改正された意味ってなんだったんでしょうか？
一番の問題は安易に借りることができる消費者金融での多重債務者が続出したことで規制がかけられることになりました。つまり利用者の保護のために施行された法律なんです。免許をもった業者では総量規制の範囲内でしか融資はしてくれません。しかも現在では様々なデータが集まり年収の3分の1を超える借り入れをしている家計は返済困難になりやすいということもわかっています。
甘い誘いのあと
借りたいけど借りれない人たちは、多重債務予備軍と言っていいかもしれません。本来であれば、借りた分の返済をしっかりすべきなのですが、元金が減らないうちに新たな借り入れをすると返済を重ねても思ったように借り入れ残高は減っていきません。次第に限度額いっぱいまで借りてしまうことになります。
そんなときに、甘いキャッチコピーをみかけると『借りれるんだ』となんの疑いもなく申し込みをする人もいるようです。貸金業法の改正のあと、悪徳業者と言われる違法な貸付をしている業者は、あの手この手で、困っている人を助けるふりをしながら近づき、冷静な判断ができない状態の人からお金をしぼりとるようなことをしています。
なんとか返済できているうちは大丈夫ですが、いざ、返済が遅れるようなことがあると、過剰な取り立てがはじまることになります。現在ではさすがに暴力を振るわれるようなことはないようですが、本人の携帯はもちろん、会社や家族、親戚などにあり得ないくらい執拗に電話で返済を求めてくるそうです。
参考「多重債務からの脱出」
解決方法は・・・
今月の支払いさえなんとかなれば、そのうち支払いはできるようになる・・・多少金利は高くても貸してくれるならと安易に借り入れは絶対に増やさないようにしましょう。特に高い金利で借り入れをして返済が楽になることは絶対にありません。まずは、毎月の返済の利息の占める割合をチェックしてください。ほとんどが利息なら専門家に相談したほうかいいかもしれません。ちょっと気が重いなら『法テラス』や『国民生活センター』のような無料相談を活用してみてはどうでしょうか？
今すぐ借りたい人は必見！
