再びヤミ金が暗躍しはじめた?!
ヤミ金の復活?!
平成22年6月18日に完全施行された改正貸金業法によって、本来の目的だった多重債務者を減らすことやヤミ金などの違法業者をなくすことは、ある程度達成できたと言われています。
ただ、違法業者であるヤミ金の被害は水面下に隠れてしまったという指摘も一部ではあるようです。
また浮上してきた悪質な取り立て
最近では以前のような強引な取り立てをしている業者はあまり見かけなくなったという声はあります。ところが、「ソフト闇金ってなに?」で紹介しているような違法業者はソフトな対応をしつつも違法な利息を取り続けていて、表面化しない多重債務者を生み出していると問題視されはじめています。
この表面化しない多重債務者の増加は、かなり深刻な状態になっているようなんです。
ここ最近、このソフト闇金で利用者の増加にともなって借りている人の滞納が増えていて、表面のソフトが外れ容赦ない取り立てが始まっているそうです。
例えば、警察に摘発されたヤミ金グループでは、債権者の自宅にピザや寿司の宅配を何度も送りつけたり、風俗嬢を派遣したりして嫌がらせを続けたうえに、会社や近所の人たちをも巻き込んで債権者を追い詰めていたようです。
こんな取り立ては、多重債務者の自殺が社会問題となった頃では珍しくなかったのですが、貸金業法が改正されてからは激減していたのですが・・・。
巧妙化するヤミ金
また、携帯電話だけで貸し付けを行っているヤミ金も問題になっていますが、最近では、03や06などから始まる固定電話の番号が表示されるサービスを利用していたりして、被害も拡大しているそうです。
絶対に利用しないこと
被害報告や実例が数多くあるにも関わらず、軽い気持ちで借りる人が後を絶たない状態が続いています。
返済について相談にのってくれたり、巧妙な手口で、つい借りてしまうのかもしれませんが、すぐに返せると思っても突発的な出来事がおきれば、法外な利息では返せなくなります。
さらに悪質なのは、返せるのに、色んな理由をつけて返させてくれないことです。こうした結果、借金がさらに膨れ上がりどうにもならなくなってしまいます。
多重債務者のほとんどが、返済のためにあらたに借りるということを繰り返します。もし、返済で困ったら、まずは、借りている業者に相談しましょう。
それでも解決できないときは、他の業者ではなく、弁護士などの専門家に相談すべきです。